香港ショーが世界のラボグロウン・ダイヤモンド需要を証明

コヴィッド・パンデミックによる3年間の長期中断を経て、世界最大級のジュエリー見本市が帰ってきた。月初めの5日間、香港国際ダイヤモンド・宝石・真珠展が開催された。世界中から参加者が香港コンベンション&エキシビションセンターに集まり、商品やサービスをアピールした。ラブリリアンテももちろん出展者の一人で、その様子をお伝えしよう。
前回のフェアは、コロナウイルスが流行する前の2019年に開催され、ラボグロウン・ダイヤモンドの5社のみが製品を紹介した。人工石が人気を博している今、イベントの主催者である香港貿易委員会は、メインホールの1つに製造された宝石に特化した充実したコーナーを設けた。100社以上の出展者が、ラボで作られたダイヤモンドのルースやセッティングを披露した。ほとんどがアジアを拠点とする企業であったが、ラブリリアンテを含むヨーロッパやアメリカのブランドも数社出展していた。

多くの人が探していたのは、ユニークなものだった。技術の進歩により、標準的な1カラットから4カラットサイズの無色の製造ダイヤモンドは、完璧にマッチした石のセットや目を引くファンシーカラーほど驚くものではなくなった。
多くのアジアのバイヤーと話すうちに、これはラボグロウン宝石だけが取れるニッチであることがわかった。世界の東部のミレニアル世代は、採掘されたダイヤモンドでは買えないユニークなデザインを求めて買い物をする。それゆえ、ラボグロウン・ダイヤモンドの人気は急速に高まっており、今後も増え続けるだろう。業界関係者によれば、ラボグロウン・ダイヤモンドの需要という点では、アジア市場はまだ追いついていない。展示会では多くの取引が行われたが、多くのバイヤーはまだこの製品を知ることが使命である。比較的新しい製品へのためらいが完全になくなった来年こそ、世界市場におけるラボグロウン・ダイヤモンドの真の可能性が示されるはずだ。