プラダがラボダイヤモンドジュエリーコレクションを発表、ラボグロウンダイヤモンドに新たな勝利

1年前でさえ、LVMHのブランドが人工ダイヤモンドを使ったジュエリーを発表するとは誰も思わなかっただろう。パンドラのような大企業やシグネットのような大手ファインジュエリー販売店がラボグロウンに参入する一方で、ラボ原石を販売するには大きすぎる、有名すぎる、熱心すぎると考えられていた企業もまだあった。しかし、このようなブランドでさえ、今やラボグロウン・ダイヤモンドのカテゴリーに参入し、その需要と売上に乗り遅れている。

LVMHのフレッド、時計ブランドのタグ・ホイヤーに続き、プラダは先週、ラボで作られたダイヤモンドを使用した独自のジュエリー・コレクション「エターナル・ゴールド」を発表した。プラダは昨年10月、自社名義の高級ジュエリーを初めて発表した。リサイクル・ゴールドの採用は、パラダが環境意識の高い消費者に向けてジュエリーをプッシュする上で、重要なプロモーションのひとつであった。そして今回、ラボグロウン・ダイヤモンドを採用することで、この方向性をさらに推し進めることになる。

「ラボグロウン・ダイヤモンドは、単に自然界で可能なことを再現するだけではありません。既存の素材をカスタマイズするだけではありません。カルティエの元グローバル・イノベーション・オフィサーで、現在はプラダのジュエリー部門を統括するティモシー・イワタは、ワシントン・ポスト紙にこう語っている。

岩田氏の発言は真実から遠くない。このコレクションとともに、ブランドはラボグロウン・ダイヤモンドのプラダ・カット(特許取得済み)も発表した。同社はまた、年内にすべてのファインジュエリー・コレクションに人工宝石を採用することを発表した。価格はまだ決まっていないが、巨大なハイエンド企業のジュエリーのような価格になることは予想できる。ラグジュアリー企業は、そのブランド名を信じているので、価格を下げるつもりはない。例えば、フレッドのラボストーンを使ったジュエリーは、どれも50万円から60万円の価格帯だ。同様の価格戦略はプラダにも見られそうだ。

フレッドの発表のすぐ後にプラダが発表したことは、ラボグロウン・ダイヤモンドは、ユニークなデザインとスマートなプロモーション戦術が目的を果たすのであれば、低価格である必要はないということを、またひとつ証明することになった。このような宝飾業界の大手がこの製品を受け入れたのであれば、中小の小売業者がこの収入源を拒む本当の理由はない。ラブリリアンテは、大手ブランドにも家族経営の小規模店にも、ラボグロウン・ダイヤモンドを、売上を伸ばし、顧客を満足させるためのもうひとつの機会としてとらえるよう勧める。そして、もしあなたが始めたいのであれば、私たちはいつでもお手伝いします。

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